STAY AT HOME vol.6 Meo Rip Curl Pro Portugal 2015 Final

2020/5th/May

WCTオーストラリアレッグをフューチャーしたWater Frameに続き新シリーズをスタートするために、ポルトガルで開催されているWCT後半戦を撮影しにいったのは2015年。アメリカ、オーストラリアなどで顔をあわせる世界中のメディアもあまりポルトガルには行っていない。英語もほぼ通じないので新鮮な感じでしたが、観客は熱いし波の種類も豊富なサーフィンの撮影をするには印象的で何度も来たいと思える国といえる。この年のポルトガルのWCTのファイナルはフィリッペ・トリードとイタロー・フェレイラ。結構ぶっちぎりで勝ち上がってきたエアーを得意とする2人の対戦。2015年の時点でイタローはほぼ無名だったが、サイズのあるパワフルなジャンクコンディションがメインだった今回のイタローは凄かった。この活躍がきっかけでビラボンへと移籍したのだから、どれほど衝撃的だったがわかるだろう。ちなみに現在ではフィジカルトレーニングを多く取り入れてバキバキな肉体のイタローもこの時はまだちょっとぽっちゃりしてたんですねー。現地で撮影してる分にはイタローが勝ったんじゃないかなーって思いましたが、よく見るとフィリッペで間違いなかった。

STAY AT HOME vol.5 Meo Rip Curl Pro Portugal 2017 Round4 Part

2020/27th/Apr

2017年ポルトガル、この時点でカノア・イガラシはよく年のクオリファイをWQSから決めていた。比較的ショートライドのビーチブレイク、エアーかバレル勝負ってのが、ここポルガルのスーパーチューボスの戦い方。どちらにせよマニューバーでは点が伸びないジョシュ・カーは、終始エアーに絞ってハイポイント狙ってましたね。ジョシュはバレル能力も高いが、このラウンドでは、ちょっとエアーに固執した感があった。それでも9.57をだしてるから間違いとはいえなかったけど、カノアの2本の得点をそろえるタクティクスに負けた感じでした。なんにしてもポルトガルのカノアは強い。2017年は3位、2018年は5位、2019年は3位、かなり驚異的な結果を残しているんですね。

Tabrigade最新作『RUNWAY』が2017年8月17日発売決定

2017/31st/Jul

8月17日発売!Tabrigade Film最新作『RUNWAY』

極上のビーチブレイクでワールドタイトルをめぐる激しいバトルが繰り広げられたポルトガルのリップカール・プロ。
Tabrigade Film最新作『RUNWAY』は、この歴史に残るイベントをフューチャーした。
ジョンジョン・フローレンスの飛び抜けたバレル&エアー、勝利にハングリーになったケリー・スレーター、世界トップのカービングと勝負強さをみせるジョディ・スミス、CTにフィットし始めたコナー・コフィン、シーズン終盤ならではのピリピリとした雰囲気、ヨーロッパ独特のロケーション、ワールドチャンプ決定の瞬間、見どころしかない内容になっています。
すべてのライディングの点数、そして心境が強烈にでているインタビューには日本語字幕がついていて、その場にいるような感覚でムービーに入り込んでしまうでしょう。
ボーナスには千葉の志田下で開催されたQS6000を収録。
CT入りを目指す世界のトップサーファーが来日し、大原洋人が世界に通用するサーフィンをみせ、カノア・イガラシも参戦、普段わたしたちがサーフする波で彼らがどんなサーフィンをみせたかが見れます。
他にも超異次元、ビッグウエイブのギネス記録を持つ『ナザレ』の巨大波セッション、カリフォルニアでの大原洋人フリーサーフなど、今見ておきたい映像がつまったTabrigade Film最新作『RUNWAY』を堪能してください。

Kelly Slater + STYLE

2017/20th/Jan

徐々に新しいボードに慣れてきた感があるケリー・スレーター。
ボトムターン、カーヴィング、カットバック、どれをとっても基本的なスタイルを極限まで高めるとこうなるんですね。
中でもバックサイドのフローターは美しい。
現代のコンテストではスモールサイズでのフローターは点数がでないが、ここまで加速するとアップスと同じ成果がある。
2017年がラストイヤーと噂されるケリーのライディングを今のうちに分析しときましょう。

この映像はポルトガルが世界に誇るスーパーチューボスで撮影したものです。

Conner Coffin + STYLE

2016/22nd/Dec

2016年のWCTルーキーの中で最も一番パワフルなカーヴィングを武器に持つコナー・コフィン。
ブラッド・ガーラックをコーチにスタイルとカーヴィングに磨きをかけづづけるカリフォルニア出身の若手サーファーだ。
チョープーやフィジーのような巨大なレフトバレル系の波にはイマイチ強くないが、ベルズなどのライトのパワフルな波にはめっぽう強いんです。

きつい、ハードなセクションでのメイク率が高いのもコナー・コフィンの武器でしょう。
最終戦のハワイで2017年のクオリファイをギリギリで決めたコナー。コンテストでのミスも減ってきて来年注目サーファーの一人だ。

この映像はポルトガルが世界に誇るスーパーチューボス。

ナザレ

2016/3rd/Dec

ギャレット・マクナマラによって開拓されたビッグウエイブスポット『ナザレ』。
灯台の前でブレイクする独特なロケーションはここ数年ですっかり有名となった。
この灯台には€2で入れちゃう観光スポット。しかも中ではこのナザレ海峡の地形やギャレットによるナザレの波の説明ムービーが流れている。
この街に行った人はちょっと立ち寄ってみるのも面白いでしょう。
ちなみにWCTの会場があるペニーシェの街からは車で1時間くらいです。

この映像を撮影したのは2016年10月24日の朝7時半〜10時。
27秒で乗っているサーファーはWCTコメンテーターのピーター・メル、この日最初に波に乗ったのも彼。
結局ビッグウエイブコンテストはオンにならなかったが、レイデイと思われたWCT Rip Curl Proが急遽オンになったって事で、急いでペニーシェへと戻ったわけです。
ピーター・メルもほぼ同時に到着してすぐにLiveで喋ってたから、彼にとってはかなりハードな1日となる。

nazare1

地球の歩き方にも載るくらい、もともと観光地でもあるナザレの街は、丘の上のシティオ地区、丘の下のプライア地区と2つのエリアに分かれる。
プライア地区では投網を補修してたり、干物を売ったり、夏場にはヨーロッパ中からバケーションに訪れる美しいビーチをメインとした街。

nazare3

崖の上に位置するシティオ地区、巨大な波が見れるのはこのエリアから。
めったにブレイクしないが、一度ナザレに波が押し寄せれば多くの人で埋め尽くされる。

ジェットスキーの準備など、ビッグウエイブサーフィンの準備には時間がかかる。
前日からの準備はもちろん、当日も早朝から動き始めるナザレの波に挑戦するサーファー達はシティオ地区にある『Cores E Sabores』というカフェで朝食を食べる。
ナザレでサーフするかどうかを確認する一つの方法が朝6時にオープンする『Cores E Sabores』をチェックすることだ。

nazare2

あとはSurflineをチェックしながら、ナザレがブレイクするその日を狙うわけです。
ただ波も全体を入れて撮影すると、波が巨大すぎて誰が乗ってるか全くわからないのが欠点というかビッグウエイブ撮影の難しいところなんでしょうね。