ジョンジョン・フローレンス、ジョディ・スミスが最初のラウンドで敗退し、好調だったジュリアン・ウィルソンがラウンド3で敗れるなど前半に番狂わせが続いた2014年のクイックシルバー・プロ@ゴールドコースト。
優勝はブラジル出身の19歳、ガブリエル・メディナでした。
このイベントでブラジリアンが優勝するのは初めて。
グーフィーフッターはマイケル・ロー以来だけど、スナッパーロックスで優勝したのはメディナが初。
これまでこのイベントはグーフィーフッターが勝ち上がる事は難しいとされていた。
ちなみにWater Pocketシリーズがスタートして一番成績が良かったグーフィーフッターは、2006年に3位になったボビー・マルチネス。
クオーター・ファイナルでは、ケリー・スレーターがエイドリアーノ・デ・スーザに、ミック・ファニングが優勝したメディナに破れた。
どちらも波に乗れなかったとゆうよりは、2人のブラジリアンがいいライディングをして負けた感じだ。
セミファイナルのヒート1では、メディナが終了数秒前につかんだインサイドの波でタジを逆転。
0.03ポイントの僅差でヒートアップしたが、会場のほとんどの人が逆転したとは思わなかっただろう。
インサイドの波で、しかもリップだけで7.23ポイントってのは『う〜ん』って思った人も多かったはず。
それでも結果的に、このインサイドで7.23ポイントを出した事が優勝につながったと思われる。
ラウンド1以降、ちょっとリズムが悪かったジョエル・パーキンソンに火がついたのはセミファイナル。
誰もやらなかった岩前からチューブをぬけて9.93ポイント。これには10ポイントをだしたジャッジも2人いたほど。
直後に8.77ポイントをだし、圧倒的な差でファイナルへと進んだ。
ファイナルでもパーコのバレル劇は止まらない。
1本目から9.00をだし、終止ヒートをリードしていたが、セミファイナルの最後の波よりも強いライディングをしたからかメディナがヒート終了間際にインサイドの波で7.83。
パーコの方が良かったイメージが残っているが、メディナが優勝。
会場は多くつめかけたブラジリアンのメディナコールが鳴り響いていた。
英語力がイマイチなので、表彰式のスピーチはシンプルなものだったけど、最後のポルトガル語で叫び会場のブラジリアンが大盛り上がりしてイベントは終了。
セミ&ファイナルでパーコのマニューバーに点がでてないのは少し気になりましたね。
朝8時にスタートして夕暮れまでやった最終日。
なかなかハードでしたね。
この映像は今年の夏〜秋の間に発売される『Water Pocket -X-』に収録する予定です。
Roxy Proはステファニー・ギルモアが完全復活を予期させるぶっちぎりの優勝。
2年前に暴漢に襲われ、リップカールからクイックシルバーに移籍して周囲の反感をくらうなど、精神的にハードな時期を乗り越えての優勝は会場中が祝福していた。
カリッサ・ムーア、タイラー・ライトに時代が移っていた女子のツアーも面白くなってきそうですね。
このRoxy Proの映像は近日中にこのサイトで配信します。